このところ、講師たちと塾の授業を画期的に改善する仕組み作りを検討している。
伸栄学習会では個別指導で授業を進めている。
ただ、いわゆる大学生が講師をつとめる個別指導ではなく、当学習会の社員(プロの講師)が生徒一人ひとりの進度に応じて指導する個別指導を行っている。
経験豊かな講師による、生徒の痒いところに手が届く指導がウリといえるが、一方、これは講師の育成に時間とエネルギーを要するのが経営上の課題となっている。
例えば、ある生徒が一次方程式の計算問題で躓いた場合、どこに戻して指導したらよいか、案外、判断が難しい。
素人の講師の場合、生徒の持ってきた問題の解説をしがちだが、これは効率が悪い。それに、生徒にとっても、すでにわかっていることを説明される可能性が高く、イライラにつながることも多い。
一次方程式がわからない場合、一次方程式がわからないのではなく、その前に学んだ文字式や正負の計算で躓いている場合が多い。
その場合、生徒には文字式、もしくは正負の計算を指導した方がはるかに効率が高い。
要は、この辺の判断、生徒の様子や理解度をすばやく察知して、適切なところに戻って指導するのが腕の見せどころとなる。
ただ、講師がこの指導ができるようになるのに、時間とエネルギーがかかるのが当学習会の悩みのたねとなっている。
現在、検討を進めているのが、これを自動化できないかということ。
つまり、生徒があるところ躓いた場合、コンピュータのシステムを使って、どこで躓いたのか直ちに判断できる仕組みを作ろうとというもの。
理屈の上ではできそう。
ただ、お金がどの位かかりそうなのか、検討を進めているところ。
でも、来年中には何とか具体化したいと思っている。
末筆ながら、今年もたいへんお世話になりました。
よいお年をお迎え下さい!
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