塾講師検定の審査を行った。
塾講師検定とは学習塾の講師のレベルアップを目的に、全国学習塾協会が行っているもの。
全国の学習塾の講師が受験していて、毎年この時期、審査員として参加させてもらっている。
今年も多くの講師の方の授業を見せてもらったが、いろいろな面で勉強になった。
その中にはよいものもあったが、そうでないものもあった。
今年も感じたのは、生徒とのコミュニケーションが疎かな授業。
この中には経験が浅く、授業で目一杯になってしまい、生徒とのやり取りまで手が回らないケースもある。
ただ、ベテランと思われる方でも、自分の授業に酔いしれて生徒不在になっている方もいる。
授業の展開はとても素晴らしい。ただ、授業の主人公はあくまで生徒であって講師ではない。
いくらよい授業をしても、それが生徒に吸収されなければ何の意味もない。
でも、これは1つ間違えると、私も、あるいは当学習会のスタッフも陥りそうなワナのように感じる。
やはり、授業は生徒に理解してもらい、生徒のモチベーションを上げてこそ意味がある。
改めて、講師の原点を学び直した審査だった。
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