自閉症の理解についての勉強会に出た。
この勉強会、浦安市が放課後デイサービスなどの施設で働く支援員を対象にシリーズで開いているもの。
今回のテーマは「構造化」についてだった。
構造化とは「今、何をするか時間か、次にどうなるかなど、世の中のことを、その人に合わせて、わかりやすくする」方法とのこと。
自閉症の方は、言葉の理解や抽象的なこと、全体を見回して関係性を把握することなどが苦手。このような方に、それぞれの要素をはっきり意味のある形に整理して、明瞭に具体的に示すのが構造化とのこと。
1日のスケジューリングの仕方、エリアの分け方や使い方について具体的な実践例の紹介があった。
いつも思うのは、自閉症をはじめとして障がい者(障がい児)への対処法は、一般の人に対しても応用可能であること。
「構造化」については子どもの指導にもそのまま使えるように感じた。
子どもに対しては(大人に対しても同様だが)、曖昧な言い方は誤解を招くことが多い。例えば、「たくさん」とか「早く」という言葉は、受け取る人によって、捉え方が異なる場合がある。
スケジュールや手順は具体的に示さないと理解されない。このような事がらは、成文化した方が誤解なく伝わることが多い。
障がい児の教育は、私たち支援員にとって、人間理解の深めてくれることを改めて感じた。
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