本日、千葉の公立高校の入試が行われた。
伸栄学習会の生徒も何人か受験。これで、今年の入試はすべて終了した。
今日の受験者は、前期選抜で漏れた生徒たち。背水の陣で試験を受けたのは間違いないだろうと思う。
結果が出るのは金曜日。生徒も保護者も私たちももちろん気がかり。
ただ、この生徒たちは前期選抜が終了した後、3週間弱、受験生であることを継続した。これは、とても意義があるのではないかと思っている。
一般的に高校受験生が本気モードになるのは年明けから。(もちろん、個人差は大きく、中には中3になってすぐ、夏休みが明けてすぐ、という生徒もいるが)
従って、多くの生徒にとって、2ヶ月弱が本当の受験期間。この間の勉強は生涯の財産になるのではないかと思っている。
数年前から、伸栄学習会では主に失業者を対象にした職業訓練を行っている。この経験で得たものの1つは、人間にとっての勉強の大切さ。
勉強をしっかりやった人は、社会人になっても学ぶことができる。この経験の乏しい人は、新たな学びがなかなか難しい。
困難に遭遇した時に、子ども時代に勉強を苦労した人は、それを乗り越える力がある。一方、そうでない人はなかなか乗りこえられない。
つまり、勉強は単に「合格・不合格」あるいは「よい進学先の確保」だけではなく、もっともっと、人間としての根源的な力になることを感じている。
だから、前期選抜で合格すること、私立の入試で受験日程が終了することは、それ自体、結構なことだが、学びの期間の短さという意味で手放しで喜ぶべきことではないと感じている。
せっかく身につけた学びの習慣。これを受験終了で手放すのではなく、是非とも高校進学後も続けて欲しいと願っている。
学びの習慣は生涯の財産になると信じている。
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