高大接続について文科省の担当者の話を聞いた。
参加者の多くは高校の先生のよう。ふだん、出ている塾関係者対象のセミナーとは雰囲気が少し違っていた。
高大接続改革というとすぐに大学の入試改革を思い起こすが、今日の話はむしろ、高大接続の理念に重きが置かれていた。
高大接続改革とは、第1に高校の教育を改革すること。従来の講義一辺倒ではなくアクティブラーニングを取り入れること。
第2に大学質的転換を図ること。遊びほうけた学生生活を過ごすのではなくしっかりと学ばせること。
そして、第3に大学入試制度を変えることが必要というのが同担当者の主張のよう。
話の筋はわかる。でも、具体的なイメージがイマイチつかめない。
例えば、アクティブラーニング。子ども同士が意見交換する、議論する、製作物を作るというのはそれなりに意義があると思う。
主体的で能動的な学習態度を喚起するために行うというのもわかる。
でも、果たして、意見交換や議論が何故、主体的な学習につながるのか、その間にあるブラックボックス中身がよくわからない、というのが正直なところ。
でも、文科省の「公式見解」を聞けたのは意義があったと感じた。
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