千葉県が主催する「障害者虐待防止・権利擁護」研修に出席した。
平成24年10月に施行された「障害者虐待防止法」についての周知を目的にした研修だったが、内容の中心は「発達障害者」と「精神障害者」の理解を深める内容だった。
伸栄学習会ではこの春から、障がい児を対象にした「放課後等デイサービス」の運営を開始したが、まだ経験が浅いのでこの種の学習は不可欠。
一般に市販されている書籍などで勉強を進めているが、この日の研修は、現場で長年実践ししてきた人の体験を踏まえた話だったので大きな刺激があった。
・嫌いな人に見られると毒虫に刺されたように感じる
・「となりの部屋の段ボールを食堂に運んでください」という言葉は通じない(指示が抽象的すぎる)
・健常者は辛い記憶を消せるが、発達障害の方はハードディスクのようにすべての記憶が残る。このため、ネガティブな記憶が残りやすい
・自閉症の方はフラフラしているように見えるが、これはその方がラクだからそうしているだけ
・精神障害は日本人の5人のうち1人がかかる病気
・身だしなみの乱れは具合が悪くなった重要なサイン
・光が苦手の方は、光が体に入って体が解けていく感覚を持っている
・四字熟語は表現がキツイ。なるべく使わない方がよい。
・社交辞令は通じない。ある年、退院された方への年賀状に「また来て下さい」と書いたら、本当に来た人が何人もいた。
………発達障害や精神障害者との対応について話だったが、塾の健常児への指導においても共通する部分がたくさんあるのを感じた。
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