先日、知り合いの塾長と話をした際に、「来年からマイナンバーで大変になる」という話を聞いた。
マイナンバーという言葉はこれまでも新聞などで目にすることがあった。ただ、それがどんなもので、仕事にどう関連するのか恥ずかしながら何も知らなかった。
そんな問題意識から、本日、マイナンバーをテーマにしたセミナーに出てみた。
マイナンバーとは「タテ割り行政」を補完するもので、行政コストの削減のために導入されるものであること。
本年10月5日にすべての国民に対して、所轄の市区町村から簡易書留で住民票所在地に12桁の数値(マイナンバー)の通知があること。
当面は社会保険と税と災害対策を行政が一括管理するために使われ、将来的には医療や預金などにも拡充される可能性がある………という基本理解が得られた。
その上で、事業者は従業員からマイナンバーを集める義務があり、その際に本人確認と番号確認をする義務を併せ持つこと。もし、従業員が誤った番号を事業者に伝えた場合、その責任は事業者が負わなければならないこと。
また、マイナンバーは通常の個人情報より、もっと厳しい管理が要求される「特定個人情報」と位置づけられること。
そして、万一、外部に漏洩した場合、罰金と懲役が課せられるほか、社会的にも厳しい制裁があること。
そのために、現時点から、社内の規定作り、組織体制、機密保持のために物理的・技術的な安全対策を講じることが求められていること。
つまり、タテ割り行政を解消して、行政コストを削減するために、日本中の事業者に対して多大な業務と責任が課せられる………というのがセミナーに参加して得られた情報だった。
イヤハヤ、確かに、知り合いの塾長が言うとおり「大変なことになる」というのが実感できた。
しかし、明後日から、いよいよ夏期講習が始まる。
現状、伸栄学習会にはそんな余裕はないよな………というのが正直なところ。
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