学習塾のお客さんは、生徒(子ども)と保護者。
講師が学習サービスを提供するのは子どもに対してだが、お金の出所は保護者。
学習塾の特色としてよく取り上げられるのが、金銭の出資者とサービスの受益者が異なる点。ここから、よく、子どもはお金を支払っていないので、真剣味が足りなくなりがちと言われる。
そんな「俗説」がまかり通っている中、社会人対象に教育事業を行っているある役員の方から面白い話を聞いた。
その方が言うには、大人の講座は当然、本人が受講料を支払っている。
しかし、本人が支払っているからといって、すべての受講生が真剣に学習に取り組んでいるとは限らない。
よくあるケースとして、ある理由で1日欠席すると、次回の授業のわからなくなりズルズルと欠席が続く。そして、いともアッサリと止めてしまう。
20万円30万円支払っているにもかかわらず、「自分の決めたことだから………」と説得に応じようともしない。
「むしろ、学習塾の子どもの方が、自分でお金を出していない分、真剣に取り組んでいるのでは」というのがその役員の弁。
なるほど。納得。
確かに、一理ありそう。
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