ある研究会で、読売教育賞優秀賞に輝いた私学の先生の話をお聞きした。
テーマは同先生が十数年にわたって授業実践されてきた「生きる力を培う『いのちの授業』。本日はその中から「臓器移植」の部分をお伺いした。
「脳死」と「植物状態」の違いから話が始まった。
この違いをキチンと理解している人はほとんどいないそうで、臓器移植の問題はこの辺りから理解することが必要とのこと。「脳死」とは脳幹を含めて脳全体の機能が失われた状態。不可逆の状態にあり、つまり元に戻らない。
「植物状態」とは大脳の機能は失われているものの、脳幹の機能は失われていない。従って、回復の可能性はある。
もちろん、臓器移植は「脳死」が前提。
臓器移植に当たっては次の4つの権利があるとのこと。
提供する権利/提供しない権利/受ける権利/受けない権利
これを組み合わせるとどうなるか………??
恥ずかしながら、私自身、臓器移植についてほとんど知識がなかった。これから、問い直してみたい課題と感じた。
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