「日本再生人づくりフォーラム」というセミナーに参加した。
講師は宇宙航空研究開発機構教授、「はやぶさ」プロジェクトマネジャーの川口淳一郎氏。同氏の基調講演の後、5名程度にわかれてグループディスカッションが行われた。
はやぶさを通じて、数多くの困難を克服した川口氏の話は面白かった。
不可能を可能にする人材を育成するにはどうしたらよいかをテーマに、「やらない(やれない)理由」を考えるのではなく「やれる理由」を考えるためにはどうしたらよいか、国民にゆるぎない自信と信念を植え付ける方策などについて熱い話を聞くことができた。
いろいろ示唆に富む話があったが、その中で、「一流の人には予想外のことが起きない、二流の人には想定外のことが起こる、三流の人には心配が現実になる」という話が印象に残った。
予想外のことが起きない、つまり事前にあらゆるリスクなどを計算に入れて、何事もなかったように職務を遂行する一流の人は、往々にして案外評価されないことがある、とのこと。
ちなみに「はやぶさ」プロジェクトは二流の仕事であったとの由。
基調講演後のグループディスカッションも面白かった。100名程度の出席者があり、多くが大企業の人事担当者だった。
企業の第一線の人材を巡る話も聞けて有意義だった。
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