「大学情報の正しい読み方」と銘打たれた勉強会に出た。
マスメディアはさまざまな情報を発信する。この情報の読み方について専門的な見地から話を聞いた。
例えば、昨年の今ごろ「東大秋入学」が話題になっていて、すぐにでも実現するように新聞やテレビで報じられていた。しかし、今年の1月に見送られることが決定した。
実はこの講師、1年前から「実現しない」と断言していた方。
メディアが報じる大学入試には、個別の大学で完結するものと大学や社会全体に関わらずものの2つがある、とのこと。
個別の話は実現することが多い(つまり信憑性は高い)が、全体の話は実現しない(信憑性が低い)ことが多いのこと。
マスコミは表面に現れた現象は報道するが、大学相互間の関係や社会の構造などは報じないことが多い。これが、判断を惑わせるとのこと。
今、話題になっている「東大の推薦入試」も、2007年の京都大の後期試験廃止や国立大学法人化と深い関連があるそう。
改めて情報分析の重要性を学んだ勉強会だった。
コメントを残す