ある研究会の方々と一緒に目白大学を訪問した。
多くの大学では、学生のコミュニケーション力や受動的な学習姿勢に大きな問題を抱えている。
目白大学ではこの解決の一助として、初年次教育の目標に「受動的な学習態度から能動的で自立的・自律的な学習態度への変換」を掲げている。
今日はその1つの取組みとして「国語表現ガイダンス」の授業見学とその後の研究会に出た。
授業を担当された准教授は、この春、ある女子高校から本大学に異動された方。
大学にありがちな一方通行の授業ではなく、グループワーク、全体授業、個別学習が取り入れられ、教室内の様子は10分おきくらいに変化する。
まるで社会人対象の能力アップのセミナーのような雰囲気。
学生たちと一緒に授業に参加させていただいたが、とても面白い授業で、あっという間の90分授業だった。
研究会では、学生のコミュニケーション力や基礎学力向上に大学としてどのように取り組むべきかについて話し合いが持たれた。
例えば、ノートの取り方などは大学でやるべきことかどうか、一方、大学としてのあるべき論を超えて、現実問題として取り組まざるを得ない現状について報告があった。
大学の大衆化や時代の変遷とともに大学のあり方は当然変化する。
これまで何となく頭で感じていたことと現実との乖離について、実際の授業を拝見していろいろ考えさせられた。
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