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 ある研究会で高校中退についての話を伺った。


 高校中退は本人にとっても保護者にとっても「あってはならない」こと。ところが、現実には不本意入学や学力不振などを理由に、年間5万人の高校中退者が出ている。


 実のところ、高校中退については、わかっているようでわかっていなかった。話を伺って、改めてこの問題の実態について理解を深めることができた。


 例えば、スポーツ推薦については、もし、高校で部活を辞めることになれば多くの場合、同時に学校を辞めることになる。


 ところが、高1の早い段階で中退につながるケースが後を絶たない。しかも、同じ高校で同じ部活で、毎年、上級生のいじめなどによって中退者が発生しているとのこと。


 また、ちょっとした出来事、例えば、誤って同級生にちょっとしたケガをさせたとき等にに、被害者の両親のクレームにより、加害者が自主退校にさせられるケースもあるとのこと。


 いろいろケースがあるが、ちょっとしたボタンの掛け違い、事前の情報収集が不完全のために、大きな悲劇につながる恐れがある。


 改めて進学情報の大切さを思い知った次第。

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