ある塾団体のセミナーでたいへんユニークな講演を聞いた。
講師はOA機器やオフィス用品の販売会社を経営するかたわら、まち作りのネットワークを主宰している方。
逆転の発想を旨としているそうで、他人が右といったら左、赤といったら白を選ぶことにしているとのこと。
90分間の講演だったが参考になるところがたくさんあった。
その1つがCSR(Corporate Social Responsibility)。企業の社会的責任は古くて新しい課題だが、改めてこの問題について考えさせられた。
「金はかけない、汗はかかない、準備をしない」ことを原則に活動を行っているそうだが、地域の学校を巻き込んでゴミの減量に取り組むなど参考になる事例の紹介がたくさんあった。
塾が存在できるのも地域社会があってこそ。地域に貢献することは、言われるまでもなく塾の責務の1つ。ただ、この方のお話を聞くにつれ、この点の自覚の乏しさを強く感じた。
子どもの安全、教育情報の発信、触れ合いの場の提供等など、ちょっと考えただけで、できることはたくさんある。
これが実現すれば、地域に貢献できるのはもちろん、子どもたちを巻き込めば、学校や家庭ではやりたくてもなかなかできない体験も提供できる。
頭にの使い方について大きなヒントの得られた講演だった。
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