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 久しぶりに安田学園の塾対象説明会に出た。


 同校は来年90周年を迎える中堅の中学・高校の男子校。以前は商業科・建築科ビジネス情報科、システム情報科などが併設されていたが、今はこれらの専門学科はすべて廃止された。


 この学校の特色の1つは、授業料などすべて無料の特待生だけを対象にした特別クラスが設置されていること。


 今回の説明会では、中高一貫の東大を目指す「先進コース」を設置して進学校を目指すことを強調していた。


 先進コースは中学入学時に一般のコースとは別枠で入学試験を実施して,20名を選別するとのこと。入学金(中学だけではなく高校入学時も含む)、施設費、6年間の授業料はすべて免除。


 自ら考え学ぶグローバルな探求力を育成するとの由。


 説明会の冒頭のタイトルが「変わります」。この言葉に象徴されるように、同校の意気込みが強く感じされた。


 現在、私立はもちろん多くの公立も大きく変革しようとしている。これはこれでとても良いことだと感じている。


 ただ、1つだけ注文をつけたいことがある。


 今回の説明会でも、「東京大学2名の進学目標」が掲げられていた。多くの学校は目標は掲げるが、その成果や検証(未達の場合はその理由)などを不問に付してしまう。


 同校には、是非、入学者が卒業した時点で成果と検証を公表して欲しいと思う。

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