公立高校の一般入試も昨日終わり、また、本日、公立中学の定期試験も終了。
高校生や私立中学の定期試験はこれからだが、本年度の試験日程はほぼ終了。つまり、今日は、塾の新しい年度の授業開始日。
節目ということもあり、若いスタッフと今後の授業の進め方や、塾の指導のあり方について、すこし時間をかけて打ち合わせした。
そもそも、塾の授業にとって大切なことは何か。
集中させること、わからせること、進度を予定通り進めること、成績を上げること、勉強に興味を持たせること………もちろん、これらは大切な要素には違いない。
ただ、最も大切なこと、それは、「感動」を与えることであることを再確認した。
勉強をわからせるのは、素人の大学生でも、友人でも誰でもできる。しかし、感動を与えることはなかなか難しい。
わかっていることでも、試験で得点できないケースはいくらでもある。それは、「わかる」から「できる」までには大きな距離があるから。それを埋めるには、本人の自力による勉強が不可欠。
しかし、それを実行するには「エネルギー」が必要。塾の授業の目的は、そのエネルギーを授けること。つまり「感動」。
複雑なものが単純に感じられるとき、見えないものが見えたとき、人は、「あ~、なるほど!」と納得、そして感動を覚える。
塾の授業の目的は、詰まるところ、ここに行き着く、というのが伸栄学習会の基本的な考え。
新しい年度のスタートに当たり、この基本を改めて、スタッフで共有し合った。
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