大学のAO・推薦入試が迫ってきた。
志願書の提出期限の迫った大学も増えてきた。AO・推薦では一般入試と異なり、志願書の作成に多大な労力がかかる。
なぜ、その大学・学部を志願するのか、将来の計画はどうなっているか、大学ではどんなことを研究したいのか等などを記載する必要がある。
これを生徒に書かせると、当初、ほとんどの場合、ありきたりの内容を書いてくる。
一口で言えば、誰にでも適用できるような、その志願書が他の受験生にも使えそうなものが多い。
いろいろなポイントがあるが、その生徒でしか書くことのできない内容であることが最低条件。そのためには、自分の過去を整理して、その過去の出来事などから、なぜ、将来そうしたいのかを理屈づけることが必要。
この作業、けっこう、時間とエネルギーがかかる。
多くの生徒は、自分のことを深く考えた経験を持たない。それに、過去と未来を関連づけるという知的な作業もしたことがない。これらの指導は、講師にとってもけっこうエネルギーが必要になる。
しかし、それだけに、志願書が完成したときの達成も大きいが、いよいよ苦しみのときが始まろうとしている。
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