スタッフ全員で医療系大学の進学相談会に出た。
伸栄学習会から医療系に進学を希望する生徒はまだ少ない。ただ、今後、そのウエイトは高まる可能性がある。
また、この種の情報を総括的に入手できるチャンスはそんなに多くない。そんなこともあり、スタッフ一同、期待して出かけた。
この日、一番の収穫は薬学部の動向について。
かつて、薬学部は4年制生だったが、4年前から、4年制と6年制の2つに分かれた。
4年制は製薬会社などで研修職を志望する人のためのコース、6年制は国家資格を取る人のためのコース、という大雑把な括りは知っていたが、その本質的な違い、問題点、今後の見通しについてはどうもよくわからなかった。
この日、いくつかの薬学部の大学を回り、セミナーを聞き、その後個人的な質問に長時間お付き合いいただき、ようやくこれらの事柄について理解することができた。
例えば、4年制大学の学生は成績が2極分化していること、一方、6年制大学ではそのばらつきが少ないこと、4年制はもちろん6年制においても研究者マインドの育成が大切であることなどがよくわかった。
特に、6年制では、国家資格の取得だけを目標とするのではなく、その先の就職や研究へのモチベーションが大学間格差となること、とのことだった。
やはり、現場で聞く話にはリアリティがある。今後の進路相談に役立てたいと思う。
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