県立柏井高校を訪問した。
水野校長は23年間のベネッセ勤務を経て、この春同校に赴任された方。千葉県では珍しい民間人校長のお一人。
ある塾団体が企画したせっかくの機会でもあり、伸栄学習会のスタッフ全員で訪問させていただいた。
柏井高校はいわゆる中堅校。京成大和田駅から徒歩20分、鷹之台カンツリー倶楽部に隣接する高校。
緑豊かで静寂な場所に立地しているが、通っている子どもたちもとても落ち着いている。全校の授業を見学させていただいたが、教室内はどこもシンとしていて、それでいて活気を感じる。
これは正に偏差値上位の進学校の雰囲気。浦安・行徳の通学圏内でないのが残念。
水野校長の話は面白かった。「高校がとにかく大好き」だったのが、転身の理由とのこと。
問題解決と新しい価値を創造できる人間作りをするのが理想。その一方で、それぞれの現場に即した現実的な対応を図っていく方針との由。
民間企業と公立高校との違いについて、どのようにお感じになっているか質問してみた。
「ニーズに応えられる人間を選別する」のが民間企業、「すべての人にとって良いことを進める」のが公立高校。
「スパッと70%で切る」のが民間企業、「慎重に最良な結果を求める」のが公立高校………
私もかつて民間企業で勤務したことがある。この感じ、理解できるような気がした。
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