スタッフ全員で都立八潮高校を訪問した。
伸栄学習会は千葉の塾。都立高校に進学する生徒は、引っ越しする人を除き皆無。もちろん、八潮高校に進学した生徒も、これから予定のある生徒もいない。
ただ、今日、八潮高校を訪問したのは、「普通の公立高校」の実態がどうなっているのかを自分の目で確かめるのが目的。
八潮高校の入試の偏差値は45くらい。いわゆる普通の公立高校だ。伸栄学習会の生徒のレベルは、高い人もいればそうではない人もいる。ただ、数の上では、やはり学力中位の子どもたちが多い。
これらの子どもたちの進路を考えたときに、公立高校の実態を把握することは絶対に必要。もちろん、千葉県の公立高校もこれまで何度か訪問して、その内容を把握してきている。
ただ、東京というすこし地盤の異なる世界を見れば、もっと、その普遍性がわかるのではないかというのが、今日の訪問の問題意識の根底にあった。
八潮高校の管理職の先生方の話は、やはりとても刺激的だった。
生徒指導で色々苦労されているのは想像の範囲内であったが、茶髪指導の際の次の言葉が胸に刺さった。
「茶髪を選ぶか、全日制普通科を選ぶか」
1年間にわたり指導をくり返し、どうしても茶髪を止めない生徒に対して、保護者にも同席してもらい、校長室で最終的な判断を求めたときの言葉だったそうだ。
結局、そのとき、数人の子どもたちは茶髪を選び、そして、学校を去っていったとのことだ。
去った子どもの多くは、茶髪指導の厳しくない高校に移っていったそうだ。
「教員一人ひとりが単独で生徒指導を行えば、その教員は心を病んでしまう。ただ、チームとして、組織として対処すれば、それは大きな負担にならない。」
やはり、最終的には管理職、特に校長のリーダーシップが学校を決めるようだ。
茶髪問題はいろいろありそうですね。
教育、躾は
どの時代のどの家庭でも問題になってきたので、永遠のテーマであります。
これを楽に済ませようと思ってはならないものだと思います。
財を投入し、労力を投入し、最善を尽くさなくてはならないと思っています。
当然大人も、同じです。社会人になって、財を稼ぐようになったからといって、風変わりな道楽に熱中したり、嗜好品の多消費に熱中してばかりはいけませんね。
高校は15 16歳が一年生だと思いますが、この年齢の時に、どれだけ躾ができているかは、結局家庭ですね。