ゴールデンウィークの1週間お休みをいただき、昨日(5/7)より授業を再開。さすがに昨日は業務に追われた。
この休みは家族で伊豆に旅行、川端康成『伊豆の踊子』の舞台となった湯ヶ野に泊まった。伊豆には何回も旅行したが湯ヶ野は始めて。実は、ここは少し因縁のある場所だった。
今から30年くらい前か、湯ヶ野のある宿に予約をして旅行の準備を整えた。ところが、その当日、あろうことにこの地で地震が起きた。東京ではたいした揺れは感じなかった(と記憶しているが)、現地では大きな災害があったよう。
念のために予約した宿に電話をすると、「今日はだめです」という女将の返事。その方言、それに妙に暗く、一方で悟りきったような口調が今でも耳に残っている。
その後も何度か湯ヶ野行きにチャレンジしたが、旅館がいっぱいだったり、仕事が急に入ったりと、機会を逸し続けた。
はじめて泊まった湯ヶ野はいいところだった。古い旅館も残されていて、川に沿っての散策は気持ちがよかった。それに、長年のこの地への想いもあり、「やっと」念願を果たせたという満足感もあった。
ただ、わが子3人にはそんな気持ちは通用しない。この子たちにとっては湯ヶ野も単なる「田舎」。立ち寄ったコンビニで、なにやら妙なモノを買ってはしゃいでいた。
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