千葉県教育委員会の方から、県立高校入試改革についての話をお聞きした。
ある模擬試験会社の主催で行われた講演会だったが、塾関係者の出席が100名強あり大盛況だった。
講演の内容はすでに新聞やホームページなどで公表されているもので、新しい内容はなかった。ただ、質疑応答でいくつかの新しい事がらについて話が聞けた。
まず1つ目が入試問題の難易度について。
昨年から問題が難しくなり、特に今年はさらに難化した。これについて、「意図的に難化させていて」、入試改革後も「同様の傾向になるだろう」とのこと。この結果、「前記選抜では独自問題を見合わせる高校が増える」と予想しているとのこと。
当初、前記選抜では難易度の異なる2種類の問題を用意して、高校に選ばせるという構想もあったが、結局は一本化された。今日の話によると、その内容は難しい方に集約される見込みのようだ。
もう一点、内申書の算式(中学の平均評定値を考慮するやり方)は、入試改革後も残されるとのこと。従って、絶対評価とはいえ、各中学の評定は、今後とも相対評価的につけられることになりそうだ。
現中1から実施される入試改革は大きな影響が出るのは間違いない。特に、この春から学習指導要領改訂の移行措置がスタートしている。
これまでの「ゆとり教育」に終止符が打たれ、子どもたちの勉強密度は高まる。非常に結構なことではないかと思う。
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