スタッフとの読書会を開いた。
今、話題の本、中谷巌『資本主義はなぜ自壊したのか』を題材に、意見を交換した。
小泉内閣のブレーンだった中谷氏が「懺悔の書」として書いたこの本は、今の時代を解き明かす上で参考になる部分が多い。
昔、経済学を学んだ(学んだつもり)の私にとっても、経済学の枠組やその限界を考える上でも興味深いものだった。
中谷氏は、この本で、アメリカ流のグローバル資本主義について、基本的な欠陥を述べているが、面白いのは、若いスタッフにとっては、この部分より、氏のアメリカの大学院時代の猛勉強に刺激を受けたようだった。
確かに経済の専門書を毎日1000ページ読破すること(しかも英語で)は超人的な努力が必要だったと思う。伸栄学習会の若いスタッフはもちろん、今の日本で、こんなに勉強している学生や社会人はまずいないと思う。
しかし、中谷氏の域に達するかどうかは別にして、社会人にとっても勉強は不可欠。
自分を守るのは自分しかしない。自分を守るためにも、そして、人生を楽しむためにも日々の研鑽は絶対に必要。その意味で、若いスタッフが刺激を受けたのはたいへん結構なことかと思う。
若い連中に負けないように私も勉強をしなければ………
コメントを残す