ある勉強会で「情報」について面白い話を聞いた。
情報には3つの側面があるそうだ。
1つ目は「情報そのものには価値がない」こと。情報は、情報を利用する人にとって価値があったり、なかったりする。だから、情報そのものに価値があるわけではない。
ウ~~ン、その通りかもしれない。
2つ目は「情報がないと、それはないのと同じ状態」とのこと。これは、ちょっと、わかりづらい。
講師の説明によると、「いくらよいものを作っても、それが周囲に伝わなければ、存在しないのと同じ」だそうだ。
例えば、せっかく、ある会社が“よいもの”を作っても、その情報がお客さんに伝わらなければ、お客さんにとっては、結局、“ない”のと同じ、ということらしい。
わからないでもない。でも、“よいもの”は、意図しなくても、自然に周りに伝わっていくはず………と信じたい。
3つ目は「知っている情報の価値は小さく、知らない情報の価値は大きい」こと。
当たり前のことように思える。
でも、講師曰く、「多くの人は、自分の知っていること、自分の信じていることには耳を傾ける。でも、まったく新規のことに対しては拒否反応を示す」。
確かにその通りかもしれない。自分の知らないこと、考えたことのないことの情報価値は高いはず。でも、このような情報に対しては、まず、疑いから入ってしまう。
ウ~~ン、これは難しい。知らないことは「知らないこと」。だから、真偽が分からない。情報価値が高いのはわかる。でも、その情報が「偽」である可能性も、また、高い。
「先入観」「思いこみ」「常識」「確実性」「経験」………こんな言葉が頭の中で脈絡なく駆け巡った。
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