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  昨日の日曜日、特に、仕事の予定がなく、読書に時間を費やした。


 読んだ本の1冊が『ジェンダー経済格差』。ジェンダーについては以前からずっと関心がある。社会的、文化的な性のありようを指す言葉で、「男は外で働き、女は家を守る」というのがその1つの典型だ。


 ジェンダーをどう考えるかはとても難しい問題。もともとこの言葉には、良し悪しの価値判断は含まれないと言われるが、使い方を間違えると思わぬ誤解やトラブルが生じる。


 私がこれに関心を持っているのは、伸栄学習会に通う生徒の半分が女生徒だから。彼女たちの進路を考える上で、ジェンダーの問題は避けて通れないように思っている。


 というのは、やはり何だかんだいっても、日本の社会では男女平等とは思えないからだ。例えば、就職、賃金、退職などどれをとっても、女性は不利な扱いを受けている。


 社会学者などはこれを「差別」としている。確かにそうかもしれない。


 ただ、この問題のとらえ方は、個人よってかなり異なる。女の子を持つ親もそれぞれの家庭によって大きく異なる。


 しかし、価値観は価値観。塾にとっては大きな問題だ。


 例えば、「女子校」の存在をどのように考えるか、大学進学をどう考えるか、学部はどうすべきか、AO推薦入試の志望動機を表現するか………等など、煮詰めていくとこの問題に行き着くものがたくさんある。


 『ジェンダー経済格差』によると、日本は韓国と並んで、経済的には男女の格差が国際的にみて大きいとのこと。そのメカニズムについても詳しく分析されていた。


 でも、いくらこの種の本を読んでもどうもスッキリしない。やはり、根本がわかっていないからでしょうか………

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