塾の「秋休み」を利用して新潟・山形を中心に回った。
目当ての1つが「粟島」。日本海に浮かぶ小島の粟島と飛島は、一度は訪れてみたかったところ。これまで何度か車窓から眺めることはあった。でも、実際に渡ったことはなかった。
どちらの島に行くか、あるいは両方とも行くか迷う。でも、今回は粟島に行くことに。対岸の村上から高速船で1時間弱。長年の夢はあっけなく実現。
島には2つの部落がある。両方合わせて人口わずか360人。このうち、老齢者の割合が5割を超すという。島には中学まであるが、高校はない。島を出た高校生は島に戻らない。仕事がないからとのこと。
夏場の一時期を除き、警察も消防もない。もちろん、バスも走っていない。
島の半周を自転車で回る。坂が多く結構きつい。約2時間。この間、出会った車はわずか1台。
夜、暗くなると、人との出会いは皆無。8時すぎると道を歩いても物音1つしない。
残念なのは釣りができなかったこと。釣ってもとても食べられない。鯛の宝庫。宿には90センチ、12キロの魚拓があった。
旅が終わり家に戻り、いつか家族全員で訪れることを子どもたちに提案。
ところが、「お父さん、勝手にまた行ってきたら。」
まったく、親の心子知らず。
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