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 元都立つばさ高校の校長の話を聞いた。


 東京都がはじめて採用した民間人校長。在職中にお感じになったことや、やり残したことなどをお話しいただいた。


 特に印象に残ったのが、一般企業と教職員の意識の違いについて。学校の先生は「中小企業の社長」で、組織感覚や上下感覚が全くない世界とのこと。


 これまで、このような話は多くの学校で聞いてきた。ただ、改めて、民間企業出身の校長の口から聞いて、実感を新たにした。


 「先生は教室の中では誰の干渉も受けない。」「“これやっといて”と指示しても動いてくれるとは限らない。」………というエピソードは興味深かった。


 民間企業にはなくて、教員の優れているところは、
   自主自律の精神
   広範囲の仕事をやってもらえる
   責任感が強い
   お互いに切磋琢磨しあうこと
                         ………………とのこと。


 ただ、組織運営が不十分。仕事の効率が低いのが大きな問題とのこと。


 話を聞きつつ、都立高校の問題の一部は、伸栄学習会にも共通していることを感じた。伸栄学習会は小さな所帯。ただ、小さいなりにチームプレイのあり方を再検討しなければならないことを痛感した。

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