スタッフの力を借りつつ塾の指導システムの再構築を行っている。
ここ3ヶ月ほど、毎週1回、2~3時間かけて指導研修会(相互勉強会)を行っている。その目的は教え込み指導をやめて、生徒の中にある「力」を引き出すこと。
educationという単語の意味は「引き出す」ことにあると言われているが、ここに戻ろうとしていることかもしれない。
伸栄学習会は個別指導を行っている。「個別指導とは何か」ということについて、これまで多くの人と議論をしてきたし、書物なども読んできた。恐らく、個別指導の本質は子どもの力を引き出すことにあるのではないかと、今は思っている。
子どもがある問題に詰まってしまって「わからない」とき、多くの場合、教師は教えすぎているのではないか。
子どもがその問題について、全く白紙の状態であるなら、教師にやるべきことは教えること、すなわち「ティーチング」。
しかし、正答には至らないものの断片の知識があるなら、教師はそれを引き出して、場合によっては、断片をつないでいく導きが必要だと思う。
言葉が正確であるかどうかわからないが、この導きは「コーチング」ではないだろうか。
私自身も含めて、教師は、「コーチング」すべき場面で「ティーチング」をしてきたのではないか。どうしたら、「ティーチング」から「コーチング」に移行できるか、より良い「コーチング」とは何かを追求するのが勉強会の目的だ。
現在、英語と数学をテーマに手法を確立している途上。どなたか、より良い方法をご存じでしたらご指導下さい。
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