毎週1回、スタッフ間で教務研修会を開いている。
当学習会は研修(勉強会)が大好き。教務研修のほかにコミュニケーション研修、業務研修など週3回、常勤スタッフの研修会を行っている。それにアルバイトを含めた研修会などを含めると、月のうち半分くらいは何らかの研修会を行っていることになる。
この日のテーマは「英語の過去形」をどのように教えるかについて。
一番、当学習会で経験年数の浅い講師にレポーター役をやってもらって議論を進めた。
学校で使われている教科書(Columbus21)では、中1のUnit10ではじめて過去形が出てくる。このUnitは、
Did you call youir Ojiicha, Jenny?
Did Icall who ?
という文で始まる。
なぜ、いきなり、疑問文から始まるのか、なぜ、Ojiichanという日本語が出てくるのか、そして、なぜwhoがこのようにここで使われるのか………
「使える英語を教える」というコンセプトで作られた今の教科書で、系統的な便法を教えるのは不可能に近い。
だから、中学校では文法が指導されない。その結果、be動詞と一般動詞の区別のつかない高校受験生がぜんぜん珍しくなくなった。
ただ、当学習会のスタンスは違う。やはり、「ちゃんとした」英語を指導したい。その線に沿って研修会が進められた。
スタッフにいつも言っているのは、生徒とのファーストコンタクトでどんな文を使うのか。なぜ、その文で使うのか、なぜその文でなくてはいけないのか。そして、その単元ではいったい何を教えたいのか、項目として列挙した場合いくつになるのか。その数を減らすことはできないのか………ということ。
中1範囲の過去形については、教えなければならないことは「2つだけ」、というのが今日の結論だった。
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