ある私立商業科の校長から大学進学についての話を伺った。
伸栄学習会では、商業科や工業科などの専門学科への進学を積極的に勧めている。専門学科というと卒業後は「就職」しか道がないというイメージがある。しかし、私たちは隠れた進学ルートの1つではないかと思っている。
ただ、同校長の話は少し暗かった。
大学進学希望者と就職希望者が混在しているために、学習意欲が高めるのが難しい。TOP層が就職希望に傾き実績を上げるのが難しい。進学志望者は簿記の授業を取らないので資格が不足してAO推薦入試で不利になる、小論文・面接指導に手が回らない………
これらを総合すると、大学進学への意欲がどうしても不足がちになる、ということのようだった。
ただ、この校長と話をしていて、むしろ、塾の出番がたくさんあることを強く感じた。
AO推薦入試では、高校3年間の実績がモノをいう。専門学科は普通科とくらべて実績をアピールしやすい。ただ、問題は進学意欲や小論文・面接、それに英語や数学などの基礎学力だ。
これらはすべて塾なら指導可能だ。
春になったら、改めて専門学科の高校を訪問して、実態調査や指導上の問題点などを聞いて回ろうと思っている。
コメントを残す