長男をつれて狂言と能を見た。
狂言や能を見るのは久しぶり。それに、会場の渋谷PARCO劇場に足を踏み入れたのははじめてだった。
「蝸牛(かたつむり)」は面白かった。何度か見たことのある狂言。話の先はわかっている。それにストーリーも単純。莫迦莫迦しい話と言えばそれまでだ。それなのに大笑いしてしまった。
野村萬斎など演者の動きには鬼気迫るものがある。全身からエネルギーが発せられる。彼らの動きのの中に、笑い、それにある種の人間の持つ愚かしさみたいなものを感じた。
長男も、「どんな劇でも、あれだけエネルギーを注げば感動を呼ぶと思う」と言っていた。全く同感だ。
彼は当日の演目には不満だったよう。しかし、それでも、演者の迫力には魅了されたようだった。
しかし、このエネルギーや迫力、塾についても同じことが言えるのではないだろうか。それに、果たして、私たち教師は、これほどのエネルギーを毎回の授業の中に注いでいるだろうか。
彼らがプロなら、私たちもプロ。プロとしての気概を再認識させられた1日だった。
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