『ブルー・オーシャン戦略』を再読した。
昨日の日曜日、久しぶりに一日を自宅で過ごした。日曜日は研修会などが入り、外出することも多い。一日を自宅で過ごす機会は案外少ない。
そんなこともあって、昨日は下手なピアノを弾いたり、以前買ってそのままになっていたワグナーの「パルジファル」のDVDなどを聴いた。そして、以前から気になっていたブルーオーシャンを再読した。
「ブルー・オーシャン」とは、血みどろの競争がくり広げられている「レッド・オーシャン」の対義語(造語)。競争のない市場空間の意味、とのこと。
現在、塾の業界も厳しい競争にさらされている。先日訪問した神奈川県の塾長の話では、「近隣の塾では、新入生に対して1ヶ月の無料サービスが当たり前になっている」とのこと。塾もついに価格競争の世界に入ってしまったとのことだ。
保護者にとっては無料授業は好ましいことかもしれない。しかし、結局は、この無料授業は在校生などにしわ寄せされる。長期的に見て、度をこえた無料サービスは保護者や生徒にとっても好ましいこととは思えない。
むしろもっと大切なことは、保護者や生徒の真のニーズに応えること。
そのために、私たち塾がもっと機能やサービスを深化させなければならない。塾、そして伸栄学習会の社会的な役割はいったい何であるのか、こんなことを考える糸口の1つとして、この本を改めて手にしてみた。
一日やそこら考えて結論の出る問題ではない。しかし、よりより教育を継続的に提供していくために、考えを深めなければならない問題の1つ。皆さまからもご指導いただけたら幸いです。
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