板書の仕方についてのセミナーに出た。
当学習会では、現在、一斉授業(クラス形式の集団授業)を行っていない。だから、板書する(黒板に文字を書いて生徒に説明する)機会は基本的にない。ただ、昔、私が一斉授業を行っていたときは、いつも板書をどうするか悩んでいた。
先生が黒板に文字を書いて授業するのは「当たり前」の光景だ。しかし、何を書くのか、黒板のどの部分に書くのか、色をどうするのか、生徒に文字を写させる時間をどう配分するのか………等など「板書」は結構奥が深い。
板書の計画を立てるということは、その日の授業の準備を完璧に行うことと同義語だ。どこに何をどう書くかを決めるということは、その日の授業で、何をどう教えるか、その重要性の優先順序を決めることにつながるからだ。
板書の計画はそればかりではない。どの色が重要事項であり、どんな枠がポイントなのかなどのルールを決めることは、授業の年間計画を決めることにもつながる。
そんなこんなで、板書ではとても悩んだ経験がある。ところが、この日のセミナーでは「画期的」なことを教えてもらった。それは、板書の「フォーメーション」。
新人の先生でも、どんな先生でも、このやり方をすれば必ずある一定の授業レベルに達するという方法だ。板書のレイアウトを予め決めてしまうこと、それから、重要事項を授業前に一定の場所に書いておくというものだ。
話を聞いてみれば「それは当然だよな」というものであった。しかし、長年、授業をやったがこんな、「やり方」があるとは、恥ずかしながらまったく気がつかなかった。
とても勉強になりました。
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