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 長男と一緒に東京ドームでオールスターを観戦した。次男も連れてこようかと思ったが、中学最後のサッカーの試合を明日に控え、パス。


 実は、オールスターゲームは「真剣味に乏しくお遊び」というイメージを持っていた。昔は「誰があんなくだらない試合を見に行くものか」と思っていた。ところが、数年前はじめて球場に足を運びこの固定観念を一新。


 今回は、この日をワクワクしながら待った。


 セリーグの投手リレーは見応えがあった。イニング毎にピッチャーが代わり、特に後半出たピッチャーの速球には感動すら覚えた。ふだんの試合では、決してこんな豪華リレーは見られない。


 「来てよかった!」としみじみ思った。


 しかし、東京ドームの2階には空席が目立った。野球人気の衰えを改めて感じた。それと、巨人軍への反感。巨人の選手が出てくるたびに、あちこちからブーイングや「くたばれヨミウリ」というヤジが飛んでいた。


 球場を出て、観衆の着ているユニフォームも見ても、巨人軍の姿はあまり見かけない。巨人の試合がテレビで放映されなくなったが、改めて、巨人離れを感じた。


 昔、子どもの好きなものとして、「巨人・大鵬・タマゴ焼」といわれた。でも、今、どれもその面影がない。


 これって、ひょっとしたら、教育にも当てはまる「教訓」ではないだろうか。


 教育には変えてはいけないものと、変えなくてはいけないものがある。私たち教師は、「変えなくてはいけないもの」も硬直的に金科玉条のごとく捉えてはいないだろうか。


 時代は変わる。私たちも変わらなければいけないことを再認識。

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