面白いセミナーに参加した。多くの知り合いの方から「すばらしい研修会だから、是非、出たら」とお誘いをいただき、「それならば」と参加したものだ。
さすがに多くの方のご紹介があっただけに、すばらしい内容だった。新しい知識を得た………というより、内容の濃い「演劇」を見た感動に近かった。
実は、このアビトレというセミナー、内容もよく確かめないで申込をしていた。セミナーが終わった今も、「何をやったの」と聞かれても上手く答えられない。敢えて言えば、教師のモチベーションを上げて、生徒のとのコミュニケーション能力を高める研修会ということだろうか。
セミナーを受けつつ、改めて感じたのは、大切なのは「何を伝えるか」ではなく「どう伝えるか」ということ。
この日のセミナーも、内容的には知っていることが多かった。だから、もし、内容をレポート用紙に「報告集」としてまとめたなら、陳腐なものになってしまうだろう。
ということは、セミナーのすばらしさは、「内容」よりも「伝え方」にあったように思える。講師の話し方、トピックの展開の仕方などが参加者の感動を呼び起こしたのではないだろうか。
でも、考えてみれば、これは私たち塾の講師にとって一番必要なスキルではないだろうか。教える内容はどの講師もほとんど同じ、要は、これをどう料理してどう伝えるかが問われているからだ。
このセミナー、近く、塾の団体(JAC)でも取り上げるそうだ。時間のある方、出席されることをお勧めします。
コメントを残す