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 東京成徳大学から「構成的グループエンカウンター」の実習のご案内をいただいた。はじめて聞く名称。どんなものか興味があり参加してみた。


 「エンカウンター」とは、ホンネを表現し合ってそれを互いに認め合う体験のことだそうだ。この日は3つのエクササイズが行われた。


 最初は、言葉を一切使わないで、参加者10数名が生年月日順(ただし、年令は無視して1月から12月まで)に並ぶというもの。これで何となく場の雰囲気がうち解ける。


 次は隣の人とジャンケンをする。勝った人は1つだけ質問をすることができる。これを10回くらいくり返す。言葉数は少ないが、相手の方がどんな人なのか何となくわかる。


 最後は4人がグループになって、順番に「私は私が好きです。なぜならば×××」を順番にくり返す。×××の部分はそれぞれの人が自由に言葉を入れてよいことになっている。どんな考えを持っているのか、わかるような気になる。


 このエクササイズは、同大学新入生のオリエンテーションで使われているそうだ。人間関係を円滑にして、それそれの学生の「居場所」を作るのにとても有効なのだそうだ。


 この日、エクササイズの前に、入試課の方がいくつかの教室の授業を見せてくれた。どの授業も少人数で行われており、先生も黒板を使って進めている。表面的には高校の授業とあまり変わらないように見えた。


 見学後に、入試の方が「今や大学では、どれだけ教員と学生がコミュニケーションを取れるかがポイントなのです」とおっしゃっていた。昔の大学とはだいぶ様子が違う。


 詰まるところ、「エクササイズ」は学生相互間、「授業」は教員と学生の交流を深めることに力点が置かれているようだ。だとしたら、大学も、小学校から高校までと同じように「生活の場」としての意味合いが深まっていることになる。 


 かつて私が大学生のころ、大学にこのような役割を期待しただろうか?


 いつのまにか大学も大きく変わってようだ。大学が変わったという話は何度も聞いてきた。しかし「百聞は一見に如かず」。やはり、現場を見ると実感として理解できる。


 このような機会を与えてくれた東京成徳大学に感謝!

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