春期講習が終わり、ミニ休暇を利用して家族で旅行した。
行き先は静岡県の梅ヶ島温泉。昔、知り合いの方に連れて行ってもらい、とても気に入った場所だ。静岡市から安部川に沿って車で1時間強。山の緑の美しい自然に恵まれた静かなところだ。
ここは、夏でも涼しい。標高は1000メートルくらいある。例年なら、こんなことは考えないが、今年は暖冬。春の訪れは早いという。それならばと思い、バンガローを予約した。
これがとんでもない間違い。
バンガローの夜は早い。8時過ぎに就寝。ところが、夜中、寒くて目が覚める。シュラフ(寝袋)の中で丸くなるが、スリーシーズン用のシュラフではまったく歯が立たない。
シンシンと冷え込む中、結局、ほとんど眠れないまま朝を迎える。体は冷え切っていて、キシキシ鳴っている。
聞けば子どもたちもほとんど眠れなかったとのこと。私にとってもこんなことは久しぶりだが、彼らにとっては、はじめての経験のよう。
ただ、このおかげで、ふだん当たり前と思っていることのありがたさを知ることができたようだ。帰宅した翌日の朝、高校生の長女が、しみじみと、「夜、暖かい布団で寝られるのは幸せなことね」と言っていた。子どもたちには、良い勉強になったようだ。
災い転じて福となす………?
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