県立高校の入試制度変更が正式にに発表された。
中学校間の内申書の格差に是正が加えられること、そして、国語の入試にリスニングが導入されることが決定した。
絶対評価になって中学校の成績がかなり恣意的になった。
中学校間の「甘い」「辛い」の差も大きい。浦安市内だけを見ても、一番甘い「日の出中」の成績は平均で4.06。これは、学校内で真ん中の生徒が、オールに4に5が交じった成績になっているというのを意味する。保護者のみなさんの中学時代の成績とは、かけ離れているのがおわかりいただけると思う。
一方、一番辛いのが「堀江中」。同校の平均は3.24となっている。これは、真ん中の生徒がオール3に4が交じっているというのを意味する。「日の出中」とはずいぶん違う。
今年の春までの入試では、この「甘い」「辛い」が、何ら調整されないそのまま入試で使われていた。県立高校の入試、とりわけ特色化選抜では内申書のウエイトが高い。一言で表現すれば「不公平」。
多くの県立高校の関係者が指摘するように、アンバランスな入試が行われてきたわけだ。
何はともあれ、来年からは「X+α-m」という算式で是正されることになる。良いことではないかと思う。
ちなみに、Xとは、その子の3年間の成績。αには当面、95が代入される。そして、 mとは、その子の通う中学の成績の平均値。甘い評価の中学では、このマイナス幅が大きくなるわけだ。
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