静岡県で個別指導塾を営んでいる塾長からいろいろお話を伺った。
お会いするきっかけになったのは、二人の方から紹介をいただいたからだ。しかし、この二人のつながりはほとんどない。同じ時期に、同じ人を複数の人からご紹介いただくケースなんて滅多にない。
しかも、二人とも、期せずして「勉強熱心な方だから、一度お会いしたら」と同じ言葉で勧めてくれた。お会いする前から、とても不思議な縁を感じていた。
その塾長は、個別指導と英会話、それにパソコンスクールを経営されている。とてもエネルギッシュな方だ。それに、確かに紹介者がおっしゃるように勉強熱心。子どもの指導の仕方から、教室運営に至るまでさまざまな情報を集めて、それを塾の中で生かしている。
何よりも感心したのは、指導の進め方がとても緻密であること。「1対2」とか、「1対3」という個別指導では、大学生に先生を頼まざるを得ない。でも、指導を大学生任せにしてしまったら、塾の授業は空中分解してしまう。
大学生単独では子どもを教える力はない。
だから、カリキュラム管理や指導の進め方などは、塾長や教室長が責任を持って行わなければならない。この塾長のすばらしいところは、授業の細部に至るまで目を通していること、しかもそれをシステマティックに行っていることだ。
この仕組みを完成させるためには、相当の苦労があったのではないかと思う。
実は、当学習会の進め方はこの塾とは対照的。当学習会では、同じ個別指導ではあるが、先生を大学生に頼むのではなく、プロの講師が行っている。逆に言えば、大学生に任せないですむような仕組みになっている。
方向性は反対。しかし、この塾長の進め方は確かに勉強になる。このような勉強の機会を持てたことに感謝している。
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