今日、長い間、疑問に感じていたことが解決した。
それは偏差値。
よく受験情報誌や雑誌などに偏差値のランキング表がのっている。A高校の偏差値は60とか、B高校は45とか………というものだ。
確かに公立高校や学力の高い私立高校ならそれなりの意味はある。でも、そうではない私立高校の偏差値っていうのはどんな意味があるのか、それに、そもそもどうやって算出するのかずっと疑問に思っていた。
私立高校で実質的に入学試験を行っているのは上位校だけだ。それ以外の高校は、中学の成績(内申書)で実質的に合否が決まる。だから、いわゆる常識的にいう学力(模擬試験で測定される学力)では合否が決まらない。
これらの私立高校では、ペーパー試験を受けて合格している生徒はごくごく少数のはず。それに、内申書の成績と模擬試験の偏差値にはそれなりの相関はあるかもしれないが、基本的には別ものというのがもはや常識。(学校の評価が高くても、学力=偏差値が高いとは限らない)
ペーパー試験を受けないで合否が決まるのに、なぜ模擬試験の成績をベースにした偏差値を算出できるのか。それに、その数値にはどんな意味があるのか?………というのが私の疑問だあったわけだ。
今日たまたま、ある会場で模擬試験会社の社長にお会いして、長年の疑問をおたずねした。
答えは単純明快だった。
私立の偏差値は、「この学力で合格できる、というものではなく、この程度の学力があれば入学後に授業についていくことができる」という意味だそうだ。偏差値とは、「この程度の学力があれば合格できる数値」という一般の常識とはまったく違う意味があったわけだ。
いやぁ、こんなこと、今日までまったく知りませんでした。これって、常識なのでしょうか………???
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