千葉県の私立高校の前期入試が終了して、すでに、多くの高校の発表があった。
私立高校の入試には、「落ちない入試」と「落ちる可能性のある入試」の二種類がある。このように書くと、「エ? 何のこと??」と違和感を持たれる方がいらっしゃると思う。
「落ちる可能性のある入試」という表現は少しヘンだが、いわゆる普通の入試のこと。ある一定の得点を取れば合格できて、そうではない場合は落ちるという当たり前の入試だ。
問題は「落ちない入試」。実は、私立高校の入試ではこちらが主流をとなっている。高校受験を経験された方ならご存じの通り、多くの私立高校では、前期試験あるいは推薦試験では実質的な選考を行っていない。受験生はよほどのことがない限り落ちない。
ただ、どの高校が「落ちない入試」を行っていて、どの高校が「落ちる可能性のある入試」を行っているか………となると話は少し面倒になる。それに、同じ高校でも、この両方の入試を行っているケースもある。
私たち塾の教師として気になるのは、やはり、「落ちる可能性のある入試」を受けた生徒。合格の連絡をもらうと本当にうれしい。合格の電話を受けると、本人の頑張っていた姿、それにご両親さまの表情などが一度に頭の映像に浮かぶ。
「落ちない入試」といっても、本人やご両親さまは別。やはり、発表を聞くまでは落ち着かないし「合格」の知らせは大きな喜びだ。
週末からは大学入試のセンター試験と県内の中学入試が、来週からは東京都の私立高校の推薦入試が始まる。寝つきの悪い夜が続きそうだ。
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