県立船橋西高校を訪問した。
同校の入試偏差値は50強。同じくらいのレベルで県立市川東高校がある。浦安・市川からはこちらの市川東の方が通いやすい。従って、当学習会から船橋西高校に進学する生徒あまり多くない。
同校についての一般的な印象は「落ち着いた高校」というところだと思う。今回の訪問に先立ち、1ヶ月ほど前に校長先生にお会いした際にも、「おっとりした生徒が多い」ということをおっしゃっていた。
実際に授業を見学させてもらうと納得。騒がしい教室は1つもなかった。今回の訪問では、教頭先生から「自由に扉を開けて授業をご覧下さい」という了解をいただいていた。いくつかの教室では、実際の授業を生徒と一緒に「体験」することもできた。
同校は平成20年度から単位制に移行する。進学校として生徒の多様な進路に対応できるカリキュラムを現在検討中とのこと。ただ、当日、ある塾長からも質問があったが、「生徒に自由なカリキュラムを選ばせようとしても、生徒自身が主体的に選択することができないのではないか」という問題が残る。
教頭先生からは、「自由に選択といっても、学校から誘導する形になろう」という回答があった。“子供化”している高校生の実態を考えると、この方針は妥当ではないかと感じた。
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