荒川区にある共栄学園の塾説(学習塾対象の学校説明会)に出席した。
4年前に共学化してその後の様子を知りたかったのと、それに、第2部で和田秀樹氏の講演があるので参加申込をしていた。
和田氏の講演はとても面白かった。同氏は受験界のスーパースター。
文科省の「ゆとり教育」に真っ向から反対しマスコミ登場する頻度も高い。この日も、前半で「ゆとり教育」の弊害、特に、日本の子どもたちの学力レベルがアジア圏で最低であることを強調し、後半では「和田式勉強法」について解説していた。
さすがに講演慣れしていて説得力があった。あっという間に1時間半がたってしまったという感じだった。
この中で、一番私の印象に残ったのは「集中」についてであった。勉強内容を頭に入力するには「興味」と「集中」が必要だと話した、さりげなく、「集中とは落とさないことが大切だ」と続けた。
一瞬、私は“エッ”と驚いた。恐らく、私も含めて多くの方は、「集中」は“高める”ことが大切だと思っているのではないだろうか。スポーツ選手がここ一番で集中を高めている姿はテレビでもお馴染みだ。
ところが、和田氏の話はこれと全く逆。
でも、現実の子どもたちの姿をふり返ると、彼の主張はもっともなような気がする。果たして、子どもたちは日頃の勉強で集中を高める工夫やトレーニングなんかしているだろうか。私たち教師も、集中を高める特別な方法を教えることができているのだろうか。
むしろ、子どもたちは、寝不足などが原因で生活のリズムを乱し、集中力を落とすことをしばしば平気でやっている。それならば、彼が言うように、集中は、高めることよりもむしろ落とさないことに注意を傾けた方が現実的だ。
「集中は落とさないことが大切」………確かにその通りだ。
この話、さっそく、子どもたちにしてみよう!
集中を落とさない工夫ですか。
いいお話ですね。
いずれゆっくりお聞かせ下さい。
AO入試についてもおうかがいしたいです。
コメントいただきありがとうございます。AO入試にご関心がありましたら、是非、私の話を聞いて下さい。通常の教科指導にくらべて、ものすごく手間がかかり経営的にはあまりお勧めできません。ただ、合格したときの充実感はすごくあります。一緒に勉強させて下さい。(Hさんってどなただろうか??)