今日は夏期講習4日目。
当学習会の夏期講習は毎年7月21日にスタートすることにしている。
この時期は、新しい夏期講習生を迎え1年で最も慌ただしい時期だ。(………と書いてはみたが、入試シーズンになればそれはそれで慌ただしいし、新学期は新学期で慌ただしい。塾って、やっぱり、“貧乏暇ナシ”の仕事かもしれない。)
しかし、夏は夏なりの緊張感があって、私たち塾の教師にとっては楽しい時期だ。夏期講習では、一人ひとりの要望はみんな違う。特にはじめてお目にかかる生徒については、綿密な計画と学習の管理が不可欠だ。
夏の間にこれまでの復習をしたいとか、その反対に9月以降の先取りをしたいとか要望はさまざま。しかし、先取りを希望する生徒であっても、基礎が十分とは限らない。場合によっては復習が必要なこともよくある。
このような場合は、ご両親さまと再度打ち合わせしなければならない。一度作った計画を元に戻して、再度練り直すことも珍しくない。
新しく塾に入った子どもについては、情報がほとんどない。だから、これらの子の理解力を的確につかむためには、教師の頭もフル回転させることが必要だ。
ちょっとした「ひっかかり」の背後に、大きな弱点が隠されていることもよくある。当初のイメージと違って、案外、できたりできなかったりすることもよくある。
だから、子ともたちの指導には細心の注意が必要だ。1つひとつのやりとりにも、ふだんにない緊張が求められる。でも、こんな授業は、私たち教師にとっても楽しいものだ。
夏はまだ始まったばかり。夏の終わりには、生徒みんなに、「勉強って楽しい!」ことを実感してもらえたら最高だ。
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