目の前に何か障害物。顔を上げると、ボート上に微笑んだ救命係の女性。
「方角が違いますよ」
やっぱり………。
熱海の海岸でオープン・ウォーター・スイムレースが開かれた。今年で3回目の参加。ただ、今年は一番距離の長い3.2㎞に挑戦。完泳が目標。順位は期待していなかった。しかし、これほどの惨敗とは………。
7月9日(日)お昼過ぎにレース開始。男性がまずスタート、1分遅れて女性のスタート。スタート時のバトルを避けてすこし遅れて水に入る。
冷たい!
いつものペースを守ろうと、ゆっくり泳ぐ。ところが、アッという間に、遅れてスタートした女性スイマーに抜かれる。ピッチもフォームもまったく違う。まるで、短距離レースのよう。
そのうちに、自分ひとり取り残される。周りに誰も見えない。コースを示すブイも見失ってしまう。集団の中で泳げれば、こんなことにならないのに………。
「えーい、どうにでもなれ。」
アテもなく泳ぐ。どこを泳いでいるのかまったくわからない。そして、冒頭のシーン。
完泳者98人中、何と90番。久しぶりに味う屈辱感。周囲の参加者がまぶしく見える。
でも、これって、子どもたちも同じでは………??
音楽や体育の苦手な子ども、成績の良くない子ども。
集団があれば順位がある。順位があれば下位がある。こんな子たちは、日々、同じような屈辱を味わっているはず。
言葉にするのが難しい。でも、この気持ち、敢えて表現すれば、「親近感、絆、そして共感」………??
体全体の疲れ、屈辱、反省、共感………長い一日だった。
熱海の大会に出られたようですね。
僕は平成13年に一度出ました。この当時はオープンウォーターは一部の愛好家の間でしかはやっておらず、みんな熟練者でした。3200m完泳は当たり前で、スタートから飛ばしていました。僕は56分で73位でしたが、現役の学生がとにかく多く参加していて早かった印象がありました。
参加することと、完泳に意義があると思います。無理は絶対に禁物ですよ。かなり飛ばしていて、途中で棄権する人も結構いたように覚えています。
熱海オープンウォーターの完泳、お疲れ様でした
1位がいれば必ず98位も
他人との比較よりも、自分のそれまでの努力が納得できるかどうか
また次への1歩へつながりますね
来年の熱海の海を泳ぐ姿をイメージしながら自分自身へ、リベンジに燃えてください
nakanoさん、noritomaさん励ましのコメントありがとうございます。
週2~3回、近くのプールで運動不足の解消のために泳いでいます。今回、痛感したのは、目的意識を持つことの大切さでした。
フォームや持久力など課題がたくさんあることを知らされました。来年を目指して頑張ります!