昨日と今日の2日間で、大学の入試関係者10数名と会った。
目的はAOや推薦の入試制度の情報収集。特に、今年、当学習会の生徒が受験する大学については、相当突っ込んだ話をした。すでに、何度かお会いしている大学ばかりなので目新しい情報はなかった。ただ、入試制度は毎年微妙に変わるので、確認をしておくことは不可欠だ。
それにしても、AO入試や推薦入試の中身は大学によってマチマチだ。単純に小論文と面接というわけでは必ずしもない。また、評価のポイントも異なるので、情報収集は不可欠だ。
生徒や保護者の中には、誤解や理解不足のケースも多々ある。学科試験が課せられないので、「お手軽な入試」というのがその典型だ。むしろ、一般試験の方こそルールが単純な分だけ「お手軽」ではないかとさえ思えてくる。
「高校で小論文の授業を受けたので大丈夫」と思っている生徒もたくさんいる。この生徒たちは「高校で英語の授業を受けているから大丈夫」とでも思っているのだろうか。
もし、高校の授業だけで対策が十分なら、塾や予備校は必要ないはず。週に4回も5回も高校で授業を受けている英語ですら、大学入試では不安を感じているのに、小論文や面接となると、とたんに「高校でやっているから大丈夫」と思う高校生はたくさんいる。
しかし、そういう高校生が多いからこそ、対策を十分やれば飛躍的に合格率が高まるのも事実。そのうち、どの塾でも、AO・推薦対策をやるようになるのかもしれないが、それまでの間、しっかり「合格」を稼がせてもらおう。
こんにちは。多くの情報を集められるご努力に頭が下がります。また確かに学校で山ほど授業を積みながら塾の必要が生じるのは何故なのか、いつも考えてしまいます。おそらく準備(予習)も反芻(復習)もしないと成果が上がらないということなのでしょうか。色々と教えていただくこともあるかと思いますが、宜しくお願いします。
(ブログへのコメントは生まれて初めてで、作法が間違っていたら教えてください。)
塾と学校のとの関係は難しい問題ですね。学校は勉強の場ではなくて、人間関係を学ぶ場になっているという調査レポートを以前読んだ気がします。ただ、いずれにしても、塾は学校の補習の場ではなく、塾独自の教育をする場でありたいと考えています。