このゴールデンウィークは家族で奈良の橿原神宮に行った。この時期、旅館やホテルは予約が取りづらいし、料金も高い。そこで、少し頭をひねって、ウィークリーマンションを借りることにした。
子どもたちには不評だった。
「旅行をしているという気分じゃない。場所が変わっただけで、いつもの同じような生活だ。」と言われた。ただ、私の印象は少し違う。「いつもの生活」の中で子どもたちと接するチャンスはあまりない。塾という仕事の性質上、帰宅するのはいつも真夜中。朝も子どもたちと顔を合わすことはあまりない。その意味で、とても新鮮な1週間だった。
橿原神宮を訪れたのは久しぶりだ。大昔、学生時代以来だ。当時はもっと田園風景が広がっていたように思えたが、今はずいぶん変わってしまった。それに、当時は、高松塚遺跡やキトラ遺跡は見つかっていなかった。
1週間、新聞や雑誌類、それにメールも全く読まなかった。日常から離れ、少し自分を客観視できたような気がした。仕事の進め方にもいろいろ反省すべき点のあることがわかった。
ゴールデンウィークは私にとってそれなりに意義があった。(ということにしておけば、仕事をサボった言い訳になるかな………??)
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