(前回からの続きです)
教師の役割の1つは「プレゼンテーション」だ。
私は大学を出て、ある企業で10年間サラリーマン生活を経験した。塾長や塾の経営者には、大学在学中から家庭教師や塾教師などを行っていて、そのまま、塾長になった人。学校などで教師や教育関係の経験をして、その後、塾長になった人。それに、私のように、民間企業や公務員を経験して塾長になった人の3タイプがある。
「三つ子の魂百まで」のたとえではないが、塾長の前歴は、その塾の方針に影響を与えるケースが多いように思える。私が「プレゼンテーション」にこだわるのは、サラリーマン経験があったからだと思う。というのは、私が、塾の教師として子どもたちの前に立ったときに、「教師の仕事は、企業の中で行ってきたプレゼンテーションと同じだ」ということを強く感じたからだ。
営業の仕事であっても、企画の仕事であっても、企業の中で仕事を進めるためには、自分のプランやアイディアを相手に伝えて、理解を得ることが必要だ。これらの行為を「プレゼンテーション」という言葉でくくれば、「プレゼンテーション」は仕事を進める上で最も重要な技能の1つの要素ということになる。
自分本位の説明や相手の理解度を無視した「プレゼンテーション」では、仕事が進まないのは当然だ。しかし、これは仕事のみならず、子どもに勉強を教えるときも全く同じである。
営業マンが自社の商品を売り込むときに、言葉を吟味するのは当然だ。自分の企画を通すために、上司を説得するときも言葉を吟味する。授業において、子どもに話すときもこれとはずである。しかし、教師たちは、果たして、企業人が言葉を吟味しているほど、授業で使う言葉を吟味しているだろうか?
実は、私が、サラリーマンを経て塾の教師になったときに、それまでの企業での経験
は役に立たないだろうと覚悟していた。ところが、少なくても、「プレゼンテーション」においては、同じ原理であることを見つけて、とても驚いたのを今でもまざまざと覚えている。
では、「プレゼンテーション」では何か大切か、それは、教師としての信念や覚悟ではないかと思う。
(以下続く)
手にリンクしました。
苦情あれば削除するっす・・・。
お前はだれだって、言わないでね。ミスターJACと言っておこう。なーんて。
ブログの初心者ゆえ、リンの仕方などがまだわかりません。勉強して、私もリンク集を作りたいと思います。その節はよろしくお願いします。