この時期、塾を対象にした「教材教具展」がよく開かれる。この展示会には、テキストや問題集だけではなく、消しゴムからコンピュータに至るさまざまな塾に関連する商品が出品される。
今から10年くらい前までは、これらの展示会に出品される商品は、国語や数学などの教材が中心であった。ただ、最近は、これらに加えて、一見すると塾に関係なさそうな理科の実験キットやカルタ、それに職業選択シートなどさまざまなものが展示されるようになった。
塾の守備範囲が、昔の成績向上と進学指導一辺倒から、生涯教育全般に広がりつつあるのが背景にあるように思う。確かに、保護者との面談でも、「何が何でも一流校に」というより、むしろ「その子に合ったベストの選択」について意見を求められることが多くなった。
教材教具展に出かけるのは大好きだ。出かけると、いつも、「へえぇ、こんなものが!」という新たな発見がある。今年もいくつか、面白い「新商品」を見つけた。さっそく、当学習会で使ってみようと思っている。ただ、今年は、単品の新商品より、塾へのニーズの変化の移り変わりを強く感じた。
時代の変化とともに塾の役割も変化している。
もっと勉強しなくちゃ!
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