先日、栃木のある大手塾を訪問した。
他の業界もそうだと思うが、塾でも他塾を訪問して勉強させてもらうことがよくある。この日は、千葉県の塾長が集まって栃木の塾を見学させてもらった。
驚いたことに、その塾では、高校と中学の先生をそれぞれ1名ずつ研修生として受け入れていた。栃木県では、学校の先生を社会体験として地元企業に派遣しており、その塾はその受け入れ先の1社となっているそうだ。
しかも、中学の先生は、その塾のすぐ近くの学校に勤務しているとのことで、毎日、塾で教え子と接しているそうだ。その先生は「こんなにクラスの子が塾に通っているとは知らなかった」とおっしゃっていた。
残念ながら、私の地元(浦安市)では公立学校の先生と接触するのはほとんど不可能だ。塾も学校も、子どもを育てるという点では共通している。立場が違うとはいえ、できれば、学校の先生とは話し合いの場を持ちたいと思っている。何度か、地元の公立学校にお願いしたことがあったが、まったく相手にされずに現在に至っている。
その点、栃木はうらやましい限りだ。学校の現職の先生を塾の研修生として迎入れている。私にとっては、夢のまた夢の話だ。
ただ、時代は確実に動いている。数年前は県立高校も同じだった。訪問しても、校内には一歩も入れてもらえなかった。それが、今では、このブログにも書いているように、ほとんどの高校は塾の訪問を歓迎してくれる。いつの日か地元の公立とも親しくなれるようになるかもしれない。
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